2018年07月11日

ハッセルブラッド500CM オーバーホール処理

ハッセルブラッド500CMも中古市場には較的に安価な値段で出回っておりますが手入れをされていない商品も多く、当社にメンテナンスで入庫するカメラの多くは未整備品でオーバーホール処理をおこなっております。メカカメラですのでグリスの劣化状態でも丈夫なカメラですので重たいながらも動いておりますが完全に分解をおこないギヤー関係の洗浄、グリスの入替えをする事により新品当時の動きに蘇えります。01.JPG02.JPG03.JPG04.JPG05.JPG06.JPG

2018年07月10日

LEICA M3 C/N 10XXX以降モデルのファインダー

ライカのMシリーズで時折、見かけますファインダーのブラックOUT状態、ファインダーを
覗いても黒くて全く見えない状態の個体が有ります。この症状は衝撃を受けてファインダー
内のプリズムの貼合わせ部分が外れてしまい見えなくなる症状です。この場合はファインダー
UTを取り外して光学系の部品を全て取り外す必要が有ります。取り外すと言っても強力接着
剤で固定されておりますので分解時には部品を破損させぬ様に慎重に各レンズとかプリズム
を取り外します。取り外した問題のプリズムの再蒸着処理をおこない組み付けてからの距離計の
合致精度の調整を致しますが極めて手間の掛かる作業になります。

プリズムの貼合わせが衝撃の為、外れた状態です。ブラックOUTで全く見えない状態になってしまします。
DSC03965.JPG

距離計のプリズムが外れかけてシミが出ている状態です。
DSC03967-thumbnail2[1].jpg

高純度アルミの金属膜を薄く蒸着して透過性を良くしてから接着をおこないます。
DSC04086.JPG 
posted by ドクターK at 20:41| Comment(0) | ライカM3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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