2018年08月22日

ROLLEIFLEX 3.5F オーバーホール処理。

今回のローライフレックス3.5Fは素人さんが分解された模様で
ヘリコイドノブを回転するとガタガタと異音が発生していて動きも異音と
同調してガタガタと動いております。本日は前面を重点的に修理を致しますので
前板部の分解からシャッターのオーバーホールを済ませてレール面の平行調整迄
致します。
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前板を取り外してシャッターのオーバーホールが出来る状態に致しました。
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今回の重要ポイントで有るレール面の平面調整を致します。分解をすると必ず狂ってしまう重要な
ポイントです。3.5F/2.8Fは4ヶ所での調整は簡単に出来るのですが分解すると簡単に狂う
と言うデメリットも有ります。今回の修理品は狂い方も激しくヘリコイドの回転迄悪影響が出ておりました。
当社はローライ社製の専用冶具での点検調整をおこなっておりますので問題なく新品時の精度に蘇らせる
事が可能です。
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posted by ドクターK at 17:35| Comment(0) | ローライフレックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月21日

ハッセルブラッド500CM 先日のオーバーホール処理の続きです。

一応、縮んだシボ革を全て取り外して綺麗に下処理を済ませましたので
分解修理に掛かる段階です。
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完全オーバーホールのため全ての部品の取り外しをおこない洗浄処理をおこない新しいグリスに
入れ替えます。内部にもモルトが多数使用されており劣化も進んでおりますので全て交換致します。
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オーバーホール処理を済ませて新しいシボ革に交換した状態です。
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posted by ドクターK at 17:11| Comment(0) | ハッセル500CM修理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月18日

HASSELBLAD 500/500CM 外観のシボ革の縮み。

古いハッセルに多い外観のシボ革の縮みですが保管状況にもよりますが
外観のシボ革が縮んでいて粘着状態になっております。
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縮んだシボ革、ボディとマガジンで14ピースを取り外して下処理を致します。
粘着状態ですので綺麗に粘着物を溶剤で溶かしながら下処理を進めますが非常に
手間の掛かる作業になります。粘着物を溶剤で溶かせて綺麗な状態にするのに掛る
所用時間はボディとマガジンで約3時間も掛かる作業になります。
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全てのシボ革14ピースを取り外して粘着物を除去した状態です。今からボディ/マガジンの
オーバーホールの処理に入ります。
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posted by ドクターK at 14:45| Comment(0) | ハッセル500CM修理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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