2019年09月21日

ライカMシリーズのシャッター故障。

前回に引き続きライカMシリーズです。ライカMシリーズでシャッター故障でシャッタードラムの破損が有ります。通常、手入れをおこなっていればドラムの破損は少ないのですがメンテナンスを怠ったり前回にお伝え致しましたシャッター幕の前面に取付られている遮光筒の上下に接着されている遮光防止の起毛シールの剝がれた状態でシャッターをセットすると、この剥がれた起毛部品がシャッタードラムに食い込んでいきます。
巻上げが異常に重たくなった場合は無理に巻上げない事が賢明です。それ以外では通常使用で破損しやすい機種と致しましてはライカM5が多く
感じられます。シャッタードラムは他のMシリーズとは共通ですが内部的にシャッターの落ちた時の吸収ブレーキ機構が若干違いますのでシャッター精度のテンション調整には充分に注意を払う必要が有ります。
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posted by ドクターK at 13:52| Comment(0) | ドクターkの修理事例 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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