2020年10月12日

マキナ670の巻上げ故障。

今回はマキナ670の巻上げ故障の作業状況を投稿致します。
基本的には67/670/w67も巻上げ機構は若干の違いは有りますが基本的には同じです。
今回、マキナ670の巻上げギヤーの歯の破損のため分解修理及びギヤー交換の作業を投稿致します。
巻上げユニットの修理の場合はタスキUT/ファインダーUT等をボディから全てのユニットを取り外す必要が有ります。
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ギヤーの歯が破損しており巻上げ時の感触がゴリゴリしたりフイルム送り間隔が悪くなります。
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巻上げユニットのオーバーホール。洗浄の上、グリスの交換を致します。
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以上の巻上げUTの分解の場合、以上の様に全てのユニットを取り外しますのでワイヤーのシャッターチャージ量の調整/フイルム送り、枚数計の調整/レンズピント、距離計の合致精度の調整が必要になります。そのほかで、この機種に多い故障で露出計の測光スイッチの破損が有りますが、測光ボタンの反応が悪いとか軽く触れるだけでスイッチが入ってします症状が有りますが、これらは巻上げユニットの奥に付けられている測光スイッチの破損による症状ですので機構的にスイッチだけと言っても巻上げユニットを取り外す必要があるため手間が掛かる作業になります。

posted by ドクターK at 11:35| Comment(0) | ドクターkの修理事例 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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