2018年10月15日

makina67の露出計不良。耐久関係処理の、その1

マキナ67の初期タイプ(S/Nレンズ番号50xxxx)初期タイプの一部に露出計関係の
コード、タスキから回されてくる電源コード、その他、シャッター/絞りリングからの
コード、計6本がタスキの狭いスペースを通してファインダーUT上の露出計アンプ迄
導いております。このコード類の処理が旧タイプのボディの設計ミスの為、タスキの出し入れ
時に常に6本のコードに負荷が掛かりコードの断線で露出計点灯不良の故障になります。

伸縮チューブの一ヶ所が押されて凹んでいる部分が常に負荷が掛かっている部分です。
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今回、3本のコードが断線しておりましたのでコードの交換をおこないました。当社では
今後の耐久関係の処理と致しましてタスキからのコードに余裕を持たすべくボディの一部
をカットするとかファインダーユニットのコードが触れる部分のカットをおこないコードの
断線を防ぐ対策処理をおこなっております。オーバーホール処理で入荷分は全数対策処理を
おこなっております。
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露出計の故障の比率ですが、このコード断線での故障が約5割、その他、測光スイッチ破損
で点灯不良が約4割程有ります。他は残り1割がアンプの基板断線とか、IC基板不良等が
最近の傾向です。67には2種類のIC基板が有りますが共に部品が払底しておりますので
このIC不良の場合は残念なが修理を受けても修理が出来ない場合も有ります。幸いにも
マキナの電子基板UTは丈夫ですので電子基板UTの不良以外の故障が多いので露出計故障
の9割以上が無事、修理が出来て返納させてもらっている状態です。
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