2019年09月18日

LEICA M4 メンテナンス処理。

本日は未整備品のライカM4のメンテナンスをおこないました。
外観のメッキ部分のシミ等で通常の溶剤では除去できない状態でしたのでメッキ部分のシミは消しゴム等でこまめに清掃を致しました。
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今回は両幕が劣化状態でしたので交換を致しました。
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Mシリーズの全てに言える事ですが、シャッター幕の前方の遮光筒の上下に光線漏れを防ぐ起毛布が接着で取付られておりますが経年劣化で
この上下に取付けられている起毛布が外れるとか外れやすい状態になっております。この部品が外れた状態で巻上げをセットするとシャッタードラムに挟まったりしますので未整備品の場合は新しい接着剤で貼り直す事をお勧め致します。
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外装のグッタペルカ(シボ革)が、これも劣化が進んでおりますので一式の交換を致しました。この作業も下処理をキッチリとする事で美しく張り直す事が可能です。
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美しく仕上りました。
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posted by ドクターK at 16:03| Comment(0) | ドクターkの修理事例 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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