2019年10月17日

Leica Mシリーズのシャッタードラム破損。

久し振りにシャッタードラムの交換作業を致しました。先幕金具が傾いていたら先幕シャッターのリボンの接着が外れているか今回の様にドラムが破損していることが考えられます。多いのは高額修理につながるシャッタードラムの破損が多いです。原因はやはりメンテナンスを怠った原因で、このドラムに過度な負担が加わり破損したと考えられます。今回は珍しくライカM2ですが多い機種はライカM5が多く発生しております。
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ドラム交換の場合は機種によって若干の違いは有りますが基本的にはシャッターダイヤル基板の3本ビスを取り外す事でシャッターダイヤル基板が取り外せますので、その後はドラムを上に抜く事で交換が可能です。
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作業に夢中になり途中の撮影が出来ませんでしたが、さすがライカですね、このドラム交換では注油及びドラムのガタ調整/シャッターテンション調整/調整カム等々で完璧にシャッター精度が出せる事が出来ました。
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ハッセルブラッド503シリーズの外観シボ交換。

このシリーズに使用されている外観のシボ革の経年劣化による縮みとか接着部品の化学変化による粘着状態が始まりシボ革が簡単に剝がれる状態になります。これは、ボディ/マガジン全てのシボ革が同じ状態になりますので一式の交換になります。縮んでいる事と接着剤での再利用が出来ません。処理と致しましては全てのシボ革を取り外してシボ革下の粘着物を綺麗に取り外しての作業になります。
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手間が掛かりますが、この様に綺麗に下の粘着物を取り外します。
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オリジナルのシボ革は払底部品に成っておりますので国産のシボ革になりますがオリジナルよりも丈夫で美しく仕上がります。
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posted by ドクターK at 12:43| Comment(0) | ドクターkの修理事例 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月13日

ハッセルブラッド503シリーズの外観シボ交換。

このシリーズに使用されている外観のシボ革の経年劣化による縮みとか接着部品の化学変化による粘着状態が始まりシボ革が簡単に剝がれる状態になります。これは、ボディ/マガジン全てのシボ革が同じ状態になりますので一式の交換になります。縮んでいる事と接着剤での再利用が出来ません。処理と致しましては全てのシボ革を取り外してシボ革下の粘着物を綺麗に取り外しての作業になります。
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手間が掛かりますが、この様に綺麗に下の粘着物を取り外します。
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オリジナルのシボ革は払底部品に成っておりますので国産のシボ革になりますがオリジナルよりも丈夫で美しく仕上がります。
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posted by ドクターK at 11:16| Comment(0) | ドクターkの修理事例 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする