2019年09月21日

ライカMシリーズのシャッター故障。

前回に引き続きライカMシリーズです。ライカMシリーズでシャッター故障でシャッタードラムの破損が有ります。通常、手入れをおこなっていればドラムの破損は少ないのですがメンテナンスを怠ったり前回にお伝え致しましたシャッター幕の前面に取付られている遮光筒の上下に接着されている遮光防止の起毛シールの剝がれた状態でシャッターをセットすると、この剥がれた起毛部品がシャッタードラムに食い込んでいきます。
巻上げが異常に重たくなった場合は無理に巻上げない事が賢明です。それ以外では通常使用で破損しやすい機種と致しましてはライカM5が多く
感じられます。シャッタードラムは他のMシリーズとは共通ですが内部的にシャッターの落ちた時の吸収ブレーキ機構が若干違いますのでシャッター精度のテンション調整には充分に注意を払う必要が有ります。
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posted by ドクターK at 13:52| Comment(0) | ドクターkの修理事例 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月18日

LEICA M4 メンテナンス処理。

本日は未整備品のライカM4のメンテナンスをおこないました。
外観のメッキ部分のシミ等で通常の溶剤では除去できない状態でしたのでメッキ部分のシミは消しゴム等でこまめに清掃を致しました。
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今回は両幕が劣化状態でしたので交換を致しました。
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Mシリーズの全てに言える事ですが、シャッター幕の前方の遮光筒の上下に光線漏れを防ぐ起毛布が接着で取付られておりますが経年劣化で
この上下に取付けられている起毛布が外れるとか外れやすい状態になっております。この部品が外れた状態で巻上げをセットするとシャッタードラムに挟まったりしますので未整備品の場合は新しい接着剤で貼り直す事をお勧め致します。
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外装のグッタペルカ(シボ革)が、これも劣化が進んでおりますので一式の交換を致しました。この作業も下処理をキッチリとする事で美しく張り直す事が可能です。
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美しく仕上りました。
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posted by ドクターK at 16:03| Comment(0) | ドクターkの修理事例 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月21日

ローライフレックス3.5F 巻上げ機構OH。

前回と引き続きローライフレックス3.5F(最終モデル)の巻上げ機構部のオーバーホール処理を致しましたので投稿致します。
今回は残念ながら何度か修理されている商品でビスの欠損が有ったり部品を痛められて部分が有り調整に時間が掛かりました。
巻上げ機構の修理の基本は巻上げ軸にあたる部分の洗浄をおこない古いグリスを除去して新しい粘着性の高い特殊なグリスを注入致します。
勿論、全ての部品の清掃をおこない組み付け調整を致します。数十年前に製造が終了しているカメラですので私たちの使命は後世に残せる
作業をする事だと思います。技術者の性格にもよりますが、この様な部品が払底しているカメラなのに後の事は考えずにシボ革の接着でも再生不可能な接着剤を使用したり無理やりに曲げて調整をされていたりして困らされております。
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ここ迄、組み上げてからシャッターチャージ量の調整とかシャッター切れ解除のタイミングの調整を致します。この時点でフイルムの装填の上、枚数計の動きとか多重撮影機構の確認等をおこない良ければ組み上げていきます。
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posted by ドクターK at 12:42| Comment(0) | ローライフレックス3,5F | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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